幼児向けのプラスチック製玩具や、家具に使用するプラスチック製部品の提案・設計が主な業務です。企画やデザインの検討から、3Dモデリングソフトを使ってCGを作成、使用する素材等製品仕様の検討、金型メーカーとの打ち合わせ、実際に工場に行き成形に立会うなど、商品が完成するまで関わります。
プラスチック製品は素材だけでも多くの種類があり、製品の使用場面ごとに適切な素材が異なります。より安全で使いやすく丈夫な製品を作るために、素材や構造の勉強をしています。また、営業部や製作、現場の方々と相談しながら進めるようにしています。
「商品コンセプト」を明確にすることです。製品開発の際、「デザインは子どもが好きなものか」「子どもが遊んでも安全か」「安定した量産ができる構造になっているか」等、様々な意見が出てきます。それらをまとめ、この製品には何が必要とされているかを明確にします。そうすることで、課題が見えてきます。これを解決するためにどんな対策を行うか、営業部や製作管理部、現場の意見を取り入れながら最善の状態に仕上げていきます。CGの作成だけでなく、商品完成までの全ての過程を想定しながら、「商品コンセプト」を大事にしてモノづくりをするようにしています。
プラスチック製品は、木製品ではできない装飾や機能を持たせることができます。木製品とプラスチック製品を組み合わせることで、さらに使いやすく高機能な製品を作ることができます。ナナミのように、木製品だけでなく、プラスチック製品も自社で作れるメーカーはそう多くありません。この環境を活かし、新たな知識やアイデアを得られるよう常に勉強し、ナナミの家具や玩具の可能性を広げられるような製品を作っていきたいです。